ワークライフバランスを重視した志望動機の伝え方|自衛隊出身者向け解説 

転職活動を進める中で、「ワークライフバランスを重視したい」 という理由から転職を考える自衛隊出身者も多いでしょう。 

しかし、面接で「ワークライフバランスを重視している」と率直に伝えると、企業側に「仕事への意欲が低いのでは?」と受け取られてしまう可能性があります。 

では、どのように伝えれば、前向きな印象を与えつつ、自分の希望も叶えられるのでしょうか? 

本記事では、ワークライフバランスを重視した志望動機の伝え方を、自衛隊出身者向けに具体例を交えて解説します。 

目次

「ワークライフバランスを重視したい」をそのまま伝えるのはNG? 

ワークライフバランスを理由に転職すること自体は問題ありません。 

ただし、以下のような伝え方は避けたほうがよいでしょう。 

NG例
・「前職では激務だったので、もっと楽な働き方をしたいと思い転職を決めました。」 
・「プライベートを大事にしたいので、残業の少ない会社を探しています。」 

→ 企業側に「仕事よりも自分の都合を優先している」と思われてしまう可能性が高いです。 

企業が求めているのは、仕事に対して前向きな姿勢を持つ人材です。 そのため、志望動機では「ワークライフバランスが取れることが働く上でのメリット」 であると伝えることがポイントになります。 

企業に好印象を与える「ワークライフバランスを重視した志望動機」の伝え方 

ワークライフバランスを重視する志望動機を伝える際は、以下の3つのポイントを押さえましょう。 

1.「前職の経験」と「転職の目的」を明確にする 

「なぜ転職するのか?」を説明する際は、前職の経験や課題を交えて伝えると説得力が増します。 

例:前職での勤務がハードだった場合 

  • 前職では不規則な勤務や長期間の演習が続き、プライベートの時間を確保しづらかった 
  • 心身ともに万全な状態で働ける環境が、より良い成果を出すために必要だと感じた 

→ 「より良いパフォーマンスを発揮するために、ワークライフバランスの取れた環境を選びたい」と前向きに伝えると好印象 です。 

2.「ワークライフバランスを重視する理由」を仕事に結びつける 

ワークライフバランスを重視することで、仕事にどうプラスの影響があるのかを伝えましょう。 

OK例 
・「仕事と生活のバランスが取れることで、集中力を維持し、より良い成果を出せると考えています。」 
・「心身の健康を保ちながら働くことで、長期的に会社へ貢献できると考えています。」 

企業は、「ワークライフバランス=仕事へのモチベーション向上」 と理解できれば、納得しやすくなります。 

3. 企業の価値観や制度と絡めて伝える 

応募企業が「ワークライフバランス」を大切にしている場合は、その点に触れて志望動機を組み立てると説得力が増します。 

例えば、企業のホームページや求人情報に以下のような記載があれば、それを活用しましょう。 

企業の求人情報に「残業削減」や「フレックスタイム制」についての記載がある場合 
・「貴社はワークライフバランスを大切にしながら成果を上げる風土があると感じました。」 
・「私も効率的に業務を進め、貴社の考え方に沿った働き方を実現したいと考えています。」 

このように、企業の考え方と自分の希望をすり合わせることで、より自然な志望動機 になります。 

自衛隊出身者向け「ワークライフバランスを重視した志望動機」例文 

 例文 


「前職では、緊急時の対応や不規則な勤務が続くことも多く、任務を全うすることが最優先でした。しかし、その経験を通じて、 長期的に安定して働ける環境こそが、持続的な成果を生むと考えるようになりました。 

貴社は業務の効率化に取り組み、ワークライフバランスを大切にしながら生産性を向上させる風土があると伺いました。私も培ってきた組織対応力や事務処理能力を活かしながら、安定した環境で貢献したい と考え、志望いたしました。」 

まとめ|ワークライフバランスを理由に転職する際の伝え方 

・「ワークライフバランスを重視したい」をそのまま伝えるのはNG 
・「仕事の成果に良い影響がある」という視点で伝える 
・ 企業の価値観や制度と結びつけると説得力が増す 

ワークライフバランスを大切にしながら、企業にとってもプラスになるような志望動機を伝えることが大切 です。 

自分に合った働き方を実現するために、前向きな転職理由を伝えましょう! 
 

Catapultは自衛隊経験のあるキャリアパートナーがあなたのスキルや経験を引き出し、転職活動を有利に進めるお手伝いをします。私たちと共に次のキャリアステップを踏み出していきましょう。   

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

2024年7月にBallista入社。8月からスタートした自衛隊出身者のネクストキャリアをサポートする事業「Catapult(カタパルト)」を担当。防衛大学校卒業後、入社試験時の適性検査を販売する企業で営業職などを経験。人材獲得や入社後のミスマッチに課題のある会社の内定率向上や離職率低下に貢献した。

コメント

コメントする

友達登録 LINEで新着情報を受けとる
友達登録で特典プレゼント