自衛隊とさっぽり雪まつり|雪像の向こうに見える“自衛官の力” 

「さっぽろ雪まつり」は冬の北海道を代表するイベントです。毎年多くの国内外観光客を魅了するこの祭典に、自衛隊が深く関わっていることをご存じでしょうか? 

さっぽろ雪まつりにおける自衛隊の役割は、単なる“協力者”ではなく、巨大雪像の制作という中核的な存在です。本記事では、自衛隊とさっぽろ雪まつりの関係を通して見えてくる、隊員たちの技能・姿勢・価値観について解説しながら、それが民間社会でどのように活かされるのかを紹介します。 

目次

雪まつりにおける自衛隊の役割とは? 

陸上自衛隊北部方面隊の長年の協力 

さっぽろ雪まつりにおける大雪像の多くは、陸上自衛隊第11旅団(真駒内駐屯地など)の隊員によって作られています。自衛隊が雪まつりに協力を始めたのは1955年(昭和30年)からで、実に70年近い歴史を誇ります。 

主な役割は以下のとおりです。 

  • 大雪像の設計・制作 
  • 重機・車両の運用 
  • 安全管理・設営支援 
  • 夜間警備や来場者誘導の支援 

これらの任務は、単なる“雪像づくり”ではなく、チームワーク・技術・体力・安全管理能力が求められる、本格的な任務なのです。 

なぜ自衛隊が雪まつりを支えるのか? 

一見、「戦う組織」がなぜお祭りに関わるのか?と疑問に思う方もいるかもしれません。しかし、自衛隊は災害派遣や地域支援といった“平時の貢献”も重要な任務の一つです。 

さっぽろ雪まつりは、雪国の冬の生活と文化を象徴するイベントであり、北海道の観光振興や地域交流の場でもあります。そこに自衛隊が関わることは、地域住民との信頼関係を築き、災害時などの連携にもつながるのです。 

自衛官がつくる雪像には何が宿っているのか? 

1. 精密な計画と設計力 

雪像制作では、設計図の作成から始まり、雪の積み上げ・固め・彫刻といった工程が、綿密なスケジュール管理のもとで進められます。この過程で発揮されるのが、自衛官の「段取り力」と「現場での柔軟な判断力」です。 

2. チームワークと指揮系統の徹底 

何十人もの隊員が連携して一つの作品を完成させるには、明確な役割分担と報連相の徹底が不可欠です。これは、まさに自衛隊が訓練を通じて培ってきた強みです。 

3. 過酷な環境下での安全作業 

札幌の冬は厳寒です。雪像づくりは早朝から夜間にかけて続き、氷点下の中での重作業も多くあります。それでも事故を起こさず完遂するのは、安全意識の高さと体力・精神力の賜物です。 

雪像づくりから見える「自衛官の民間適応力」 

このような取り組みから見えてくるのは、単なる“肉体労働”ではありません。雪像制作には、民間社会でも重宝される多くのスキルと姿勢が宿っています。 

自衛隊での経験 民間企業での活かし方 
厳しい環境下での任務遂行 現場職・建設・物流・製造などでの現場管理 
チームでの連携と指揮系統の理解 プロジェクトマネジメントやリーダー職 
安全管理・リスクアセスメントの徹底 安全衛生管理職・施設運営 
正確な作業・時間厳守 品質管理や業務改善職 
地域イベントでの広報・対応経験 顧客対応・接客・営業サポート職 

自衛官としての誇りは、新たなステージでも輝く 

「雪像を作る」という非日常的な任務も、実は極めて現実的な職務能力の集大成です。真冬の札幌で寒さに震えながらも、緻密な造形と安全な進行を貫く自衛官の姿には、どの業界にも通用する仕事観と責任感が表れています。 

元自衛官に伝えたい|その経験は、あなたの強みです 

雪まつりを経験した元隊員にとって、その経験は忘れがたいものです。そして、その中で学んだ「段取り力」「協調性」「地道な努力」が、転職後の職場でも活かされるケースは多くあります。 

例:雪像チーム経験者の声 

「雪像づくりで学んだのは、仲間とともに目標を成し遂げる達成感です。それが今、工場の生産ラインの改善や人材育成にそのまま活きています。」 

Catapultは、あなたの民間企業デビューを支援します 

私たちCatapult(カタパルト)は、元自衛官の方々が社会で再スタートを切るための支援を行っています。 

提供しているサポート内容 

  • 自衛官出身者専門の無料キャリア面談 
  • あなたの経験を企業に伝える職務経歴書の作成支援 
  • 雪まつりなど特殊任務をアピールに変えるノウハウ 
  • 民間企業で元自衛官が評価される業種・職種の紹介 
  • 同じ経験を持つ仲間との交流コミュニティ(Catapult Club) 

まとめ|さっぽろ雪まつりの裏に、自衛官の誇りあり 

華やかな雪像の裏には、黙々と働く自衛隊員たちの姿があります。彼らは、ただの“作業員”ではありません。計画、連携、責任、安全、そして地域とのつながりをすべてを背負いながら、雪の芸術を支えています。 

そしてその力は、社会のあらゆる現場で必要とされています。 
あなたの経験は、雪のように溶けて消えるものではなく、土台として次のキャリアを支える“確かな力”になります。 
今こそ、新しい一歩を踏み出してみませんか? 

自衛隊出身者向け・無料キャリア相談受付中! 
あなたの経験を“価値ある強み”に変えるお手伝いをします。 

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この記事を書いた人

2024年7月にBallista入社。8月からスタートした自衛隊出身者のネクストキャリアをサポートする事業「Catapult(カタパルト)」を担当。防衛大学校卒業後、入社試験時の適性検査を販売する企業で営業職などを経験。人材獲得や入社後のミスマッチに課題のある会社の内定率向上や離職率低下に貢献した。

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